大ヒット海外TVドラマシリーズ『GOTHAM/ゴッサム<セカンド・シーズン>』主要キャストインタビュー Part.2

ゴッサム

ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントは、2015年度ビデオ屋さん大賞海外ドラマ部門第1位にも輝いた大ヒット海外TVドラマシリーズ「GOTHAM/ゴッサム<セカンド・シーズン>」を現在リリース中。

今回、本作の主要キャストインタビューを公開!前半はバーバラ役のエリン・リチャーズ、エドワード・ニグマ役のコリー・マイケル・スミス、アルフレッド・ペニーワース役のショーン・パートウィーを紹介!

■デヴィッド・マズーズ(ブルース・ウェイン役)

ーー昨年、ブルースは秘密の部屋を見つけましたね。そのことはあなたがバットマンになっていく上で、今シーズンどのように発展していくのでしょう?

デヴィッド・マズーズ(以下D):ものすごく発展していくよ。あらゆる方法でね。(昨シーズンの)一番最後のシーンはターニングポイントで、ブルースの人生のすべてが変わるんだ。彼の人生のすべての面で、バットマンになるという違うチャプターに入っていくんだ。セカンド・シーズンは、ブルース・ウェインからバットマンの変身についてなんだ。昨シーズンのブルースは、悲観にくれていて、決心していたけど、彼が決心していたのは、自分の両親になにがあったかということを見つけ出すことだった。彼は自分の父親が誰で、ウェイン・エンタープライズがなにかを知ろうとしていただけで、バットマンではなかった。でもセカンド・シーズンでは、ブルース・ウェインはバットマンになるんだ。彼のセカンド・シーズンでの変身は、ものすごく大きい。僕はそのことにとても興奮しているし、とても嬉しく感じているよ。

ーー彼はどのようにバットマンになるのでしょう?ブルースがもっとアクティブな役になると聞きました。彼がゴッサムの犯罪や腐敗を取り除くようになるようですが、ブルースは具体的にどんなことをするのでしょう?観客はこういったことを画面でいつ見ることになるのでしょう?

D:(そういったことには)いくつかのことが絡んでいる。その一つは、彼にはバットマンの人格があるということ。探偵のような人格と表向きの人格がある。パーティー好きのプレイボーイで、人々がブルース・ウェインがバットマンであるはずがないと思わせる人格がね。セカンド・シーズンでは、その二つ目の人格を発展させることになるよ。もう一つは、セカンド・シーズンでは、悪者たちの側を見ることになる。悪者たちは、ギャングのようなタイプの悪者たちから、「バットマン」で僕らが知っている強力な悪者たちの部類にシフトしていくんだ。そしてそういった悪者たちが(ゴッサムを)乗っ取っていく。ペンギンはちょうど今その入り口で、彼は10倍ひどい連中たちと出会う。そしてそのせいで、悪者たちの脅威は、とても巨大になるんだ。番組の中で良い側の人たちはそんなにいないから、チームを組まないといけない。だから、ゴードンとブルースが一緒になるのをもっと多く目にすることになる。そのせいで、ブルースはもっと外に出て行くようになるんだ。昨年僕は、シリーズのレギュラーの3人ぐらいとしか仕事をしなかった。15人ぐらいいるのにね。だから僕はセカンド・シーズンをとても楽しみにしている。ブルースはもっと外に出ることになり、ゴードンはやっと、僕らがずっと話していた指導を彼に施し始めるんだ。そして彼らはもっと親密になっていく。そしてその関係のせいで、ブルースはもっと犯罪の世界に足を踏み入れるようになる。それが具体的にどういった意味かは分からないけど、それがエピックになるのは分かっているよ。

ーー今シーズンで、ブルースはバットマンの声を練習したりしますか?

D:しないよ(笑)

■ベン・マッケンジー(ジム・ゴードン役)

ーーセカンド・シーズンでは口ひげをはやしているのですか?

ベン・マッケンジー(以下B):これは今朝ヒゲを剃るのを怠けていただけだよ(笑)

ーーでは、作中で何か変化は起きますか?

B:ジムに変化は起きるよ。セカンド・シーズンの始めは、ちょっと運命の逆転みたいなんだ。コブルポットがゴッサムのキングで、ゴードンはかつてないほど最低の状態にいる。彼はファルコンの命を救ったことで罰せられて、交通課の警官をしているんだ。彼はそのことをとても苦々しく思っているけど、いつものようにゴッサムでは物事があっという間に変わる。物事は本当にとても早く逆転するんだ。

ーーオズワルドは今でも彼らが友人だと思っているのですか?

B:そう思うね。彼自身の狂ったやり方でね。それが彼にとっての友情なんだ。彼らは互いに自分の友人がどんなものか知っている。お互いにとって利益となることをやれるといったところから出てくる友情なんだ。お互いに得になるということなんだよ。ゴッサムはそうやって機能しているんだ。だから彼らは友人なんだよ。いつ友人とハグするか気をつけるということでもある。(相手は)ナイフを隠しているからね。

ーーセカンド・シーズンで、彼(ジム)が腐敗に立ち向かうのに、もっと助けを得ることになるのでしょうか?

B:イエスだよ。ある意味、多分すでに、ブルーノ・ヘラーはここに来たと思うけど、ファースト・シーズンはゴッサムシティのオリジンで、犯罪者のファミリーたちに牛耳られている街を、僕らが破壊するというものだった。ファルコンを退け、リタイヤに追い込み、王座はコブルポットに移行する。セカンド・シーズンは、こういった悪役たちが立ち上がる物語なんだよ。そしてこれらの悪役たちは、そういった犯罪者のファミリーたちよりずっと悪質なんだ。これらの犯罪者のファミリーは実際、秩序を求めている。法と秩序によってお金を儲けているんだ。でもそれが崩壊すると、本当の悪者が出てくる。アナーキーなね。そしてそういったことと戦うには、基本的に激しいせめぎ合いになるわけで、ヒーローたちも力を強くする必要があるんだ。今シーズンの後半でそういったことを扱うことになるよ。でも、どのぐらい言うことが出来るか分からないけど、ヒーローたちはもっと武装しないといけなくなるんだ。ネタバレせずにそれをどう説明したらいいかわ分からないな(笑)

ーーゴッサムの法と秩序の間には、常に微妙な境界線があったわけですが、そういった線は、ジムにとって、ちょっと曖昧になっているのでしょうか?

B:すぐにそうなるよ。最初のエピソードで、コブルポットがものすごくネガティブな結果を招いているのを見ることになる。ジムは、物事を解決するためには、とにかく必要なことをやらないといけないということを学ぶんだ。そういった側にモラルを放り出すというのは、彼にとって本当の変化だよ。でも彼の中ではそういったことがもっと大きな善につながっている。なんでも彼にとって必要ことをしながらもね。そういった部分が(彼から)なくなるのを見るのはちょっと悲しいけど、そういったジャーニーを僕らは進んでいるんだ。彼が学んでいるのは、どうやってゴッサムでパワーを手にいれるか?そのパワーをどう維持して、そのパワーをどう行使するか?ということなんだ。そして物事がかなりラフになってきた時だけ、それを使うんだよ。

ーー彼は、ハービーの意見には一理あると感じ始めていますか?

B:そうだね。そう感じているね。ハービーは疑問を投げかけ始めている。「ワーオ、俺はそこまでは言ってなかった」ってね。

ーーそういったことが今シーズンの彼のテーマなんでしょうか?自分自身のバランスを見つけるというのが?

B:そうだね。番組全体のテーマとしてもね、でも特にゴードンはそうだ。パワーをどうやって手に入れて、どうやってそれを増やし、どうやってそれをキープし、どう使うかなんだ。それはマキアベリ的世界(目的のために手段を選ばない世界)で、モラルはそこではほんの少ししか機能していないんだ。

ーー今シーズン、ブルースとゴードンの関係はどのように発展していくのでしょう?バットマンとジム・ゴードンの深い友情の種を見始めることになるのでしょうか?

B:そうだね。彼らは仲が悪くなって、その後はちょっとその中間になっている。ファースト・シーズンでは、ブルースはジムに裏切られたと感じていた。自分の両親の殺人を解決するといった約束をジムが果たしていないことでね。そしてゆっくりと事態を収拾していくんだけど、ブルースもジムに対して完全に正直じゃない。なぜなら、彼は自分の父親の洞窟を発見すると、自分だけのジャーニーに乗り出すんだ。ジムに告げずにね。だから、(二人の間に)秘密が膨らんでいくんだよ。でも彼らは、悪者については、自分たちがどんなことと向き合っているか知っていて、同じチームにいる。でもブルースは自分がしていることについては完全に正直じゃないね。

ーーロマンスはいかがですか?

B:そうだね。それも少し出てくる。明らかにバーバラは恋人から精神的に異常な、かつての彼女に変身し、セカンド・シーズンではもっとクレージーになっていく。そしてそのことはジムの恋愛関係に負担を与えることになるんだ。トンプキンスは、彼にとって信頼出来る、秘密を打ち明けられる数少ない人の一人だけど、彼女は彼がダークになていくのを見て、彼に対する信頼や彼への愛について疑問を持ち始める。そういったことに、(二人の関係は)持ちこたえられるか?彼女は彼が完全にダークになってしまうことを防ぐことが出来るか?といったことなんだよ。

ーー面白いですね。

B:そういったことはナイスで、ノワール的で、ちょっとダークだけど、この世界でどうサバイブしていくかといったことと格闘する二人の関係を高め、二人がお互いに支え合うようにするんだ。

■ブルーノ・ヘラー(製作総指揮)

ーーセカンド・シーズンで、あなたが扱いたいテーマはありますか?

ブルーノ・ヘラー(以下B):テーマと番組にはしっかりとした副題があるんだ。それは悪者たちだよ。昔ながらの悪者から、グロテスクで大げさなゴシック・タイプの悪者たちへ移行するんだ。ゴッサムはゆっくりとその方向に動いているんだよ。だから犯罪はもっと壮大で、悪者たちはもっと芝居がかっている。モンスターたちが、ドアから出て来るんだよ。

ーーコミックの中でバーバラとゴードンの関係がどう終わるか知りながら、番組では、それついてどうアプローチするのですか?

B:それはずっと続いていく番組をやる上で奇妙なことの一つだ。そういったことに本当であろうとしながらも、驚きのある展開を用意したりするんだ。すでに知っているそういったキャラクターや出来事について、人々に話すとしても、、そういったことには楽しい部分もあるけど、僕らは常に、あなたの両親が言わない、彼らが死んだ後にあなたがドアを開けて「なんてことだ!」ってなる秘密について、違う視点を見つけるようにしているんだ。そういったことだよ。

ーー昨シーズン、ちょっとだけジョーカーを垣間見ることが出来ましたが、今シーズン、彼はどうなるのでしょう?

B:彼はアーカム(収監所)だよ。もしそれが実際にジョーカーなら、、彼はバーバラ・キーンが最初のシリーズで入れられているアーカムにいるんだ。最悪の連中が入れられているアーカムの建物に入れられているんだ。そしてある出来事が起きて、そのことが次のいくつかのエピソードに彼を関わらせることになる。そして彼は、自分の宿命をとても派手に満たすことになるんだ。

ーージョン(・スティーブンス?)は、いかに次の3つのエピソードが絡みあっていくか、いかにこういったエピックなスタートになるかといったことを話していました。明らかに多くのキャストと多くの違うストーリーを扱っているわけですが、そういったことを3つのエピソードでやる上で、なにが大事だったのでしょう?

B:この世界はとても巨大で、描くことが出来る実に多くのストーリーラインとキャラクターと状況があって、詰め込み過ぎる可能性があるということだ。ファースト・シーズンで、僕はずっとそういったことで批判され続けてきた。(でも)それがコミックスなんだよ。伝統的なドラマでやるよりも、もっと多くのことをコミックスでは詰め込むことが出来るんだ。でも今シーズン、僕らはもっと多くのことを語っている。まず(それをするには)手続要素があるということや、その世界はそういったフォーマルな(物語)構成をやるには、ちょっと滑稽過ぎて、ディオニソス過ぎるといったことを伝えるところからスタートする。すべてのアクションは、キャラクターやストーリーが進んでいくところで起こるんだ。だからすべてのエピソードが違うんだよ。すべてのエピソードに独自のエネルギーと独自の部分があるんだ。

ーーこういったキャラクターについてそれぞれのエピソードをやるというアイディアが好きなのですか?そのフォーマットがこの番組には合っているのでしょうか?

B:それをするのは難しいよ。なぜなら一つのストーリーが動き出していて、それらはアクティブなストーリーラインで、一つのエピソードをじっと考えるタイプのストーリーラインじゃない。役者に「いいかい。このエピソードでは、あなたは不安を感じている」というふうに(そこだけを独立したものとして)説明するのは難しい。脚本を書く視点から見て難しいのは、それをキープすることなんだ。「もし今の景色が好きじゃなければ、2分後には違うキャラクターと違う景色になる」となるわけだけど、それよりもエピソードを通して自分の脚本が首尾一貫しているかといったことなんだ。そうすれば、それぞれのストーリーが独自なものとして成立する。それが独自なものかどうかに関係なくね。

ーー今シーズンどんな悪役が登場するのどしょう?

B:これについては時間をかけて深く考えたよ。実に多くのキャラクターがオリジンとなるストーリーを持っていなかった。それはまるで、「誰がこのリアリスティックな世界にフィットするか?」といったものだった。それらは現実的なものじゃないといけなかった。いくつかのキャラクターたちはスタイル的にちょっと先に行き過ぎていた。僕らはミスター・フリーズのストーリーがとても感動的なことに気づいた。それは検討することになるね。ヒューゴ・ストレンジはとても面白いキャラクターだけど、これまでオリジン・ストーリーをやったことがなかった。カレンダー・マンもそうだね。だからリアルなキャラクターを、僕らはかなり遡って見ていったよ。

ーーシャイニング・ナイトは、ヒーローたちに加わる新しい人になるべきだと思います。それについてなにか教えてもらえることはありますか?彼の役目はどうなるのでしょう?

B:これもそうだけど、まずルシアス・フォックスとブルース・ウェインの関係がいかに強いものになるか説明するところからスタートするんだ。いかにルシアスが彼の人生に入ってくるか?ウェイン・エンタープライズでの彼の役目はなにか?ブルースの父親と彼の関係は?といったことをね。そういったことはブルースが発見することになるであろう秘密のいくつかを解き明かす上で役立つんだ。それは後でバット・ケイブとして知られる場所になるんだけど、今は彼の父親の秘密でしかないんだ。

ゴッサム

『GOTHAM/ゴッサム<セカンド・シーズン>』
ブルーレイ&DVD リリース中/デジタルセル・レンタル配信中
◆ブルーレイ コンプリート・ボックス(4 枚組) 価格:16,200 円+税
◆DVD コンプリート・ボックス(11 枚組) 価格:14,300 円+税
◆DVD レンタル Vol.1~11
◆デジタルレンタル ◆デジタルセル

発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
DC公式HP:https://warnerbros.co.jp/dccomics/

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