海外版PV解禁!『機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER』サンフェストークショーレポート

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アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第2シーズン全4話に新作シーンを加えた特別編『機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER』が11月18日(土)より、劇場にて2週間限定上映する。

劇場での上映に期待が高まる中、新宿の3劇場で開催されている「サンライズフェスティバル2017翔雲」にて、前作『DECEMBER SKY』英語音声・日本語字幕版上映&スタッフトークショーが開催された。


海外からのファンも来場した会場では、本作の音楽を担当する菊地成孔さんと、「サンダーボルト」の小形尚弘プロデューサー、サンライズで海外プロモートを担当する萩野あかねさんが登壇し、海外での反応や、日本だけにとどまらないサンダーボルトの魅力についてを披露し、さらにアメリカからサンダーボルトの英語版声優さんらの映像メッセージも到着した。現地での身近な反応や、レコーディングの違いを語った。そして、日本だけでなく海外からの注目度が高まっている『サンダーボルト』シリーズが、『BANDIT FLOWER』の公開に向けて、インターナショナル版トレーラーが公開された。





登壇者:菊地成孔(音楽) 小形尚弘(サンライズプロデューサー) 萩野あかね(サンライズ海外プロモート) 

コメントゲスト:Stephanie Sheh (ステファニー シェー)音響監督、Johnny Yong Bosch (ジョニー ヨン ボッシュ)ダリル役、Cherami Leigh (シェラミー リー)クローディア役



■英語音声版『DECEMBER SKY』の上映の感想
小形プロデューサー:もともと絵が海外向けの作品だと思うので英語がマッチするとは思っていたんですが…どうでしょう?(笑)(会場から拍手)ありがとうございます…(笑) 海外版は作るのがとっても大変なので、今日はそのあたりをお話しできればと思います。

■作品について
荻野さん:サンダーボルトではスケジュール的な問題はそこまでなかったです。「ユニコーン」はこういう取り組みを初めてした作品だったんですが、その時は本当に大変でしたね。

小形さん:なかなか完成するのに時間がかかってしまって、日本ではまだ色のつく前の状態で声優さんたちには声をあてていただいているんですが、アメリカなど海外ではそういったことに慣れていないようで、そこがすごく大変そうでしたね。

荻野さん:そうですね。アメリカでは一人ずつアフレコをしますし日本の3~5倍時間がかかってしまうことがあるんです。なので、日本では2日で終わる作業もアメリカだと一週間かかってしまうこともあるので、そういったスケジュールの問題が大変でした。

菊地さん:映画は全部出来上がってから音楽を最後につくるんですが、この作品も含めドラマなどでは音楽は完成の前に、先にオーダーを受けてつくっています。今回はこういう雰囲気でいきましょう、という打ち合わせがあり、じゃあこういうジャズでいこう!と話ながら進めていきました。


※ここで海外のスタッフ・キャストからの映像メッセージを公開※

ステファニー:サンダーボルトはもっとこう…不快な?汚い?というか今まで私が関ってきたほかのガンダムシリーズとは違うの。うーん!もっとほかにいい表現があるはずなんだけど!そうね、ダーティで、暗くて、それが物語をとても面白くしているのよね。戦争の悲しみや暗さ、恐ろしさを表現することをためらってないというか。ガンダムは戦争の悪い側面を見せることも多いと思うのだけど、サンダーボルトはまた全く違った部分を表現していると思うの。

ジョニー:僕がダリルについて好ましく思っているのは、彼のパーソナリティの部分だね。彼は、彼の周りの人のために戦う。周りの人のことを気にかけて、彼らのために何だってする。それに彼はすばらしいスナイパーでもある。でも一言で言うとすればやっぱり人間性だね。細かい理由とか説明を必要とせず、ただ、すばらしい人物で、だから僕も好きなんだ。

シェラミー:クローディアを演じることになって、本当に興奮したのよ。私がガンダムのキャラクターを演じるのはこれが2回目で(注:「鉄血のオルフェンズ」クーデリア役)、もちろんそのキャラクターも大好きなんだけど、クローディアはとても強くて、激しくて、私自身いままでこういった低い声でキャラクターを演じたことがなかったので、自分にとっても大きな挑戦だったし、すごく面白かったわ。彼女はとても大変な人生を送っていて、ドラマティックな場面のときは、特に楽しく演じられたわ。クローディアはとても「強い」という側面がある一方で、裏側にはとても痛みを背負ってもいる。彼女の脆さも、みんなには知ってもらえると思う。


※映像を受けて、作品作りに関してのコメント

菊地さん:オールディーズアメリカンポップスが好き、ジャズが好きなどの設定があったので、普通の映画の音楽というより二人のiPodの中身をつくるんだというコンセプトで作り始めました。そこから曲をつくっていって、ポップなものというより攻撃的なもののほうが作品に合うんじゃないかと思い、提案させていただきました。そうしたインスパイアのもとになったのがフリージャズですね。途中で切り替わる電子音は、宇宙のイメージがある作品に出てくるような音楽をイメージしたものをつくっています。

小形さん:音楽はフリージャズにしよう、など、太田垣先生の漫画原作を映像化するにあたってどう表現していこうか、とういうところから、今までの機動戦士ガンダムの世界観を踏襲しながらアレンジしていくことを意識しました。

●レコーディングについて
ステファニー:私たちNYAVは、バイコースタルで制作を行ってます。つまり、西海岸のロサンゼルスと、東海岸のNY、両方の役者を使っています。アニメに限らず、色々な業界から参加します。たとえば私も役者ですし、NYAVのオーナーのマイケルも役者です。私も他の役者もみんな違った演技が出来ます。映画だったり、NYブロードウェイだったり。ミュージカルだったり。色々な役者が参加するの。どうしてか分かる?それはガンダムだから!たくさんキャラクターが出るから!キャスティングは大変よ!だってみんな死ぬじゃない。どんどん死んでいくじゃない。だから私はいろんな役者を探さなきゃいけないの。

ジョニー:ステファニーとの仕事はいつも本当に楽しく、エキサイティングだよ。これまでに何度も彼女と一緒に仕事をして、役者と役者として向かうときもそうなんだけど、いい関係が築けているから、僕は彼女が何を意味しているのかというのが分かるんだ。彼女はあまり背が高くないけど、とてもパワフルなんだ。だから彼女との仕事はいつも楽しいんだ。

シェラミー:クローディアを演じるのはいつもよりチャレンジングで難しかったわ。さっきも少し話したように、いつも私が演じるキャラクターとは違っていて、すごく感情的だし、たくさん泣いて、それにほら、あの…あんまりやっちゃいけないダークなこととか(腕に注射を打つ仕草をしつつ)…とにかく私にとっても挑戦だったの。声を常に低く保って、感情的なところも声が高くならないように気をつけて。クローディアはたくさんもがき苦しんだり、振り絞ったり、とにかく声が高くならないように、なるべく女の子っぽくならないように注意したの。

※映像を受けて、レコーディングに関してのコメント

荻野さん:ステファニーさんは『ユニコーン』で役者さんとしても活躍していて、ジョニーさんは他にも有名なアニメの作品のキャラクターや、『パワーレンジャー』の二代目ブラックレンジャーとしても有名で、注目の俳優さんなんです。シェラミーさんはガンダムシリーズの『オルフェンズ』でも活躍している新進気鋭の女優さんなんです。

●『BANDIT FLOWER』のみどころ
小形さん:今回も新作カットをたっぷりつけて、豪華な内容になっています。尺の問題で配信では描けなかった、キャラクターの内面についても丁寧に描いているので是非期待して待っていてください。只今絶賛制作中です!

●『BANDIT FLOWER』に向けて
ステファニー:11月に上映とのことで、もうすぐそのレコーディングに入れることを楽しみにしてるよ。みんなが上映会を楽しんでくれたのならとてもうれしい。今日は本当にありがとう!

ジョニー:「BANDIT FLOWER」にも公式に参加できるということでとてもうれしいです。前作を終えたときに、クローディアの登場はこれで終わりだと思ってけど、彼女が帰ってくるかも、という話を聞いて…だから来月のレコーディングがとても楽しみよ!

シェラミー:アメリカでの反応は本当にすばらしいものよ。上映会やパネルでは、みんな「これが俺が求めていたガンダムだ」とか「クールでダークでリアルで、何と言っても音楽が最高すぎる!」とか。だから私たちは続編の制作をとても楽しみにしてるし、できればもっと続いてほしいと思ってるの。さっきも言ったかも知れないけど、私自身、大好きな作品なので。

●最後にみなさんから一言ずつ
菊地さん:普段はあまりアニメをやらないし、こんな地球規模のコンテンツはなかなかやれないので(笑) まだ戸惑っているんですが、おかげさまでファンの方々に支持していただいております。自分で言うのもなんですが、今回も良い作品に仕上がったと思います。是非楽しみに待っていてください。

小形さん:これからは世界にガンダムを広げていきたい、と思っていますので、今回のような英語の音声での上映を開催することができてとてもうれしいです。今日(8月15日)がたまたま終戦記念日ということで、こういった映画をみていただくことができて戦争について考えていただくきっかけにもなり、非常にいい機会になったと思います。

萩野さん:英語の音響チームもこの作品をとても気に入っており、音響監督のステファニーももっとやりたい、といっていたところ、今回の続編が決定し、みなとても喜んでいます。続編にも英語の音声が入りますので、是非そちらも楽しみにしていただきたいです。


『機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER』
11/18(土)より、全国15館にて劇場上映開始!! (2週間限定)
(C) 創通・サンライズ
公式サイト:gundam-tb.net

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