独占スクープ!現代の奇病か?!飼い主の顔がケツ犬の顔に!ケツ犬人間の正体は大富豪A・J・クルーゾーン氏か?その真相を追う!特集第2弾

独占!ベンジャミンウマー氏の手記全文掲載 第1回 (全3回)




日本で目撃が相次ぎ社会問題となっている犬人間(本誌ではあえて「ケツ犬人間」と呼ぶことにする)正体が大富豪A・J・クルーゾーン氏ではないかという噂の真相を究明するこの特集第2回では、いよいよ謎の人物、ベンジャミンウマー氏の手記、通称「ベンジャミンレポート」公開する。




11月8日晴れ ベンジャミンウマー記す。この手記が誰かの目に触れることを切に願う。




私の名前はベンジャミン。世界的な大富豪A・J・クルーゾーン氏の愛娘ナスターシャお嬢様お気に入りのペット馬“だった”。
クルーゾーン家にあいつがやってきてから200日が過ぎた。あいつがやってきた時には現在のこのような事態になるなんて、いったい誰が予想できただろうか?
私はクルーゾーン家の愛玩動物として、ペットとして最大限の努力をしてきたつもりだ。しかし、あの生き物、ケツ犬は飼い主に対し何ら愛情を表現していないにも関わらず、私がこの屋敷に来てから営々と努力し築いてきたクルーゾーン家におけるマスコットとしての玉座を易々と手に入れることに成功したのだった。
今にして思えば、この時すでに私はケツ犬に対して私の居場所を奪われたこということへの怒りの感情よりも、私が無意識下で感じていた恐怖の前に立ちすくむ自分自身に苛立っていたのかもしれない。
じっと我慢すれば、ナスターシャお嬢様、ベルモント坊ちゃん、旦那様は私の元へ戻ってくる。必ず戻ってくると、自らを慰撫激励していたそんなある日、
私は気付いてしまった。
あいつの本当の目的に。

ケツ犬の危険性に気づいたのは半年前のある日のことだった。
その日、私の主人であるA・J・クルーゾーン氏は、いつにもましてケツ犬を異常なまでに、執拗に可愛がっていた。




私はケツ犬に嫉妬した。しかし、この時すでに、クルーゾーン家における愛玩動物としてのステータスはすで瓦解し果てた後であり、この私に何かできることもあろうはずもなかった。
何も起きない、ただ耐え忍ぶ日々が明日も続くかと思っていた。しかし、次の日の朝。それは起きた。



クリーゾーン家の主。A・J・クルーゾーン氏。彼の顔面のほぼ95%がケツ犬の顔に変化していたのだ!


次回予告 
果たしてケツ犬の顔をした人物の正体は本当にA・J・クルーゾーン氏なのか!!衝撃の内容!ベンジャミンレポートを公開!第2回目は1122日掲載予定。
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