地獄から来ていないぞ!PS4『Marvel’s Spider-Man』紹介コラム

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【記事:畑史進】

あれは中学生の時の夏、親父が買い物から帰ってきた袋の中に『スパイダーマン』といういかにも取ってつけたような名前で赤いスーツの変態男のパッケージがあった。聞いたことはあるが、一体全体どんな内容か気になって、早速設置したばかりの5.1chサラウンド環境でDVDを再生した日を今でも思い出す。経緯はどうであれ、ずさんな管理で研究室から抜け出した毒蜘蛛がピーター・パーカーに噛みつき、翌日から普段の生活が一変して、ビル群を縫うように飛んでいく様はアメコミ映画の新しい幕開けを象徴したもので、アメリカ映画の勢力図、いや洋画のムードが一変した瞬間でもあったと思う。

「こんなすげぇヒーローがいたのか!」と翌日学校で遅ればせながら『スパイダーマン』の面白さを話したら後日、「もっと良いものがあるぜ」と友人からVHSビデオを渡される。「おいおい今どきVHSかよ」と思いつつ、放課後の部活をサボって自宅のデッキで再生したら目の前に昭和特撮的なタイトルテロップでどデカく「スパイダーマン」(※)とだっさい映像と「イェイイェイイェーイイェーイ♪」と近所の大学生が無理をしてテンションを上げているかのような楽曲が流れるではないか。これと同時に口に含んでいた緑茶を吹き出し地獄の門が開けた2003年。日本人のおっさんがスパイディスーツを着てショッカーもどきと戦い、巨大ロボまで登場する光景は最早、時代の幕開けを感じた作品とは程遠く「これは・・・日本が著作権無視してやらかしちゃった系のビデオかな」と思って次の話のオープニングでじっくりテロップを眺めると「Marvel」の文字があるではないか。2度びっくりだ。

(※編集部注:1978年に東映が製作した特撮テレビドラマシリーズ「スパイダーマン」のこと)

という懐かしい思い出はここまでにして、先週の金曜日発売されたばかりのPlayStation 4用タイトル『Marvel’s Spider-Man』は、『ラチェット&クランク』でお馴染みのインソムニアックゲームズが制作した渾身の作品だ。プレイヤーは言うまでも無くスパイダーマンこと、ピーター・パーカーを操作して広大なニューヨークを飛び回り、かつてのヴィランたちと戦うという内容。これまでの『スパイダーマン』作品でピーター・パーカーは高校生で有ることが多いが、この作品では成人を過ぎて研究員の助手となっており、スーパーヒーローと研究員の2重生活を送っている。


ゲームを始めると、朝日が差すピーターの部屋で犯罪の緊急要請に叩き起こされるシーンから物語は始まる。数日は洗っていないであろうスパイディスーツの匂いに若干嫌悪するピーターがスーツを身に纏い、目覚めのダイブからビルの外壁にクモ糸を伸ばしてスピーディーに事件現場に向かう。映画でも見慣れたこの移動方法はゲームではコントローラのR2ボタンでクモ糸を発射して、壁に自動でひっついた後は長押しでスイング。ターザンの如くスイングして振り子の最頂点まで行ったら再びR2ボタンをおしてクモ糸を伸ばして再びスイング。この操作を連続するだけでスクリーンでみたスピーディーかつスリリングなスイング移動を実現しているのだ。


事件現場に到着すると、おなじみのヴィラン、「キングピン」ことウィルソン・フィスクがビルに時限爆弾を仕掛けたようで、この爆発の前にフィスクを確保することがスパイダーマンの任務として与えられる。プレイヤーは次々と現れるフィスクの手下たちを倒しながらビル上層部を目指す。□ボタンは通常攻撃となっており、これを連打すると連続攻撃になり、長押しすると「エアランチャー」という打ち上げ攻撃になり、敵を打ち上げた状態でボタン連打するとそのまま空中コンボに繋げることが出来る簡単操作。ただ、一人に攻撃を与え続けても周りの敵がノーマークだと容易に援護攻撃を受けてしまう。そんな時には〇ボタンの回避行動で連続攻撃をキャンセルし、敵の攻撃を回避すると良いだろう。このゲームは受けるダメージが大変高く、アタックフィニッシュを目指して連続攻撃を仕掛けることよりも華麗に敵の攻撃を避けつつ敵を殲滅することが重要になる。△ボタンは相手のところまで一気に詰め寄ったり、長押しすることで敵を引きつけるなど、攻撃時の仕掛けのような役割を担っている。L1、R1ボタンを同時に押すとクモ糸を使って周囲のオブジェクトを引き寄せ、これを用いて攻撃することができる。

以上が大体の攻撃時の操作で、これだけの操作でスパイダーマンはド派手な動きで攻撃を行うので、敵を殲滅するだけでなく、見た目でも大変気持のいいゲームとなっているのだ。


またニューヨーク散策も楽しい物となっている。ニューヨークのビル群各地に設置されたアンテナの周波数を合わせることでマップが埋められていくのだが、この途中に犯罪シティニューヨークではしょうもない犯罪者が事件を起こす。犯罪に遭遇したら犯人にきついお灸を据えてやるのもスパイダーマンの仕事だ。事件解決の殆どが敵を倒すだけの簡単なものだが、先も書いたように攻撃がいちいちド派手なので、決して飽きること無くむしろ次の犯罪を懲らしめについつい探してしまうほどの時間泥棒要素だ。いや犯罪はゼロのほうが望ましいですがね・・・。

開発を手がけたインソムニアックゲームズの特徴は、プレイヤーをアシストするガジェットを制作して、攻略の助けにしているのが特徴で、今作にもスパイディスーツの作成など多分にガジェット作成要素が含まれている。筆者もまだ多くは手につけていないが、自分のプレイスタイルに合わせたガジェットを作ることで、ゲームを有利に進めていくのが良いだろう。と、ここまで軽く触ったゲーム『Marvel’s Spider-Man』だが、どうやら僕に衝撃を与えた東映版のネタもあるらしいので、気になる人は是非チェックしてほしい。シーズンパスには「新しいスパイディスーツ」もあるので早く詳細が知りたい!

『Marvel’s Spider-Man』
機種:PlayStation 4
発売日:9月7日(金)
価格:6,900円(税別、パッケージ版)、7,452円(税込、ダウンロード版)、9,612円(税込、デジタルデラックス版)
CEROレーティング:C(15才以上対象)
(C)2018 MARVEL(C)Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by Insomniac Games.
公式サイト:https://www.jp.playstation.com/games/marvels-spider-man/



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コメント

  1. 肉ワイルド より:

    自分は長い間、東映版が本家だと思ってた。レオパルドンかっこいい。巨大ロボね。後に超人機メタルダーの悪の親玉を観たときスパイダーマンじゃんって覚えていたから藤堂新二さんの演技も当時の子供にインパクトがあった。芸名が違うけど

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