若年層ゲーマーに遊んでほしい『カプコン ベルトアクション コレクション』プレイインプレッション

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<記事:畑史進>

最近話の流れで若い世代のゲーマーに「ベルトスクロールアクション」というジャンル名を出すと、「何ですか?」と、思わぬカウンターパンチに面食らってしまった。そこで僕の方から「横軸で移動して、敵を攻撃していくアクションゲーム」と説明すると「横スクロールアクションゲームじゃないですか」と言われてしまい、ひょっとすると「ベルトスクロール」というジャンル名の浸透率が薄くなっているのではないかと考えさせられた。12月6日にカプコンから発売された『カプコン ベルトアクション コレクション』は、かつてゲームセンターで熱中した人たちはもちろんのこと、「ベルトスクロール」というジャンルを知らない若いゲーマーに積極的に遊んでほしいタイトルだ。



一見すると、どのゲームも同じような物に見えるかもしれないが、『ファイナルファイト』をベースに様々なシステムの改良が加えられて進化を遂げた、「ベルトスクロール」というジャンルを代表する基本的な作品ばかりなので、後学のためにもなる優秀なラインナップだ。そんな本作に収録されているのは、『ファイナルファイト』『キャプテンコマンドー』『天地を喰らうⅡ 赤壁の戦い』『ザ・キングオブドラゴンズ』『ナイツ オブ ザ ラウンド』『パワード ギア』『バトルサーキット』の7本。ほとんどのソフトは昔、スーパーファミコン等で移植されているものの、『パワード ギア』『バトルサーキット』に関してはコンシューマーへの移植は今回が初めて。この2本の初移植というだけでオールドゲーマーにとって、意義深い一本になっていることは間違いない。もし「横スクロールアクションはなれているけど、この手の作品は初めてだ」という人がいるなら方向キーを2度押してダッシュが発生する『キャプテンコマンドー』や『パワード ギア』『バトルサーキット』のようなスピード感のあるタイトルからプレイするほうがいいかもしれない。



操作方法はどのタイトルもかなりシンプルなもので、方向キーまたは左スティックでキャラクターを右左、奥手前に移動させて、ジャンプボタンと攻撃ボタンを駆使して敵を殲滅していくだけ。相手に接触して攻撃ボタンを押すとつかみ攻撃になって2~3回ほど掴んだまま攻撃することができ、方向キーを左右どちらかに倒すとその方向に投げ技を繰り出すことができる。こう聞くと単純なゲームのように思えるかもしれないけど、実際に遊んでみると敵は固く、キャラクターも思ったように動かすのに慣れが必要であることが分かるはず。その上同じライン上に立っていないと攻撃が外れてしまうので、まごまごしているとあっという間に敵に囲まれてしまう状況に陥ってしまう。こんなピンチの状況には、緊急回避技(通称「メガクラッシュ」)で敵をはねのけると良い。このメガクラッシュはそれなりに強く、演出面においても爽快感があるのだけど、ヒットさせると自身のHPを削ってしまうため多用はできない。加えて今作はオフラインだけでなく、オンラインでの多人数プレイも可能で、一人でプレイするより、協力してプレイする方がステージを少しでも楽に進めることができるのだけど、『ファイナルファイト』では同士討ちがシステムとして組み込まれているため、攻撃時や投げ技を使う時には周りに注意を払う必要があるのだ。また昔のアーケードゲーム故に難易度も高いものばかり。1ステージクリアするのもやっとという人には攻撃ボタンを連打しての連続攻撃を2~3回で止めて、一度逆方向を向いて攻撃を空振りさせてから敵に向き直って攻撃を繰り出すという「パンチハメ」を使うことをおすすめする。



■はじめての『パワード ギア』『バトルサーキット』
この2作品は当時アーケードで遊ぶ機会もなく、スーファミ等で移植されなかったものだから、この歳になるまで触れることもできなかった。今回はじめての移植ということで感謝しつつ真っ先にプレイ開始。『パワードギア』はその名前の通りロボットを操作して敵をなぎ倒していく内容だけど、先程おすすめしたようにスピード感があってゲーム全体のテンポがとても心地良い。このゲームでは他のベルトアクションと違って残弾数が表示されており、攻撃ボタンとは別に射撃のボタンが用意され、遠方にいる敵に対して牽制を仕掛けることもできる。また、ダッシュ中に攻撃ボタンを押すと体当たり攻撃が発動するのだけど、これがドリルで削っているかのようにHPがゴリゴリ減っていくので、他のタイトルと比べても爽快感が抜群だ!



一方『バトルサーキット』は『キャプテンコマンドー』に近い、近未来の世界をテーマにした作品で、こっちは操作キャラクターの中に植物系のバイオニックなキャラクターまでいるため、どことなくメカニカルでありつつもエキゾチックな雰囲気がある。ステージをクリア後には、道中取得したコインでプレイキャラをパワーアップさせるシステムがあり、これを行うとコマンド技を覚えたりダッシュ攻撃が強化できたり、体力が強化されたりと自分好みにキャラクターをカスタマイズできる。そのため様々なステージを自分なりに攻略できるためどっぷりハマってしまい、このインプレッションレポを書く中でも何度も遊んでしまったタイトルだった。コマンド技もシンプルな物ばかりで、こうしたカスタマイズによるキャラクター強化もあってか7作品の中でまだ難易度の抑えられた作品となっている。「ベルトスクロール」未体験の人はこちらから先にプレイすると良いかもしれない。



7作品を通して遊んだ感想としては、全体的に操作感も良く、各タイトルでプレイヤーのスキルに合わせて難易度も調整できるようになっているため、オールドゲーマーから若年層まで幅広く遊べるようになっているところが好感触だった。ただ、『キャプテンコマンドー』でコの字ダッシュが少しやりづらくなっているに感じたが、多分僕の感覚が鈍っただけでしょう。これからクリスマスからお正月にかけて色んな人に再開する良いシーズンに入っているので、かつての仲間と協力したり、親戚の子供に遊ばせて次世代に伝えたりと非常にお手頃な価格と内容となっているので購入を検討していただきたい!

カプコン ベルトアクション コレクション オフィシャルサイト 
http://www.capcom.co.jp/cbac/

(c)CAPCOM CO., LTD. 2018, ©CAPCOM U.S.A., INC. 2018 ALL RIGHTS RESERVED.



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