映画レビュー 映画で見る戦争の真実!『ハーツ・アンド・マインズ』『ウィンター・ソルジャー』

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アフガニスタン、イラク 世界で同じ悲劇が繰り広げられている今、これは決して過去の記録ではない!6/19より公開される『ハーツ・アンド・マインズ』『ウィンター・ソルジャー』はベトナム戦争が一体なんだったのかを、現代の我々に伝えてくれる貴重なドキュメンタリー映画である。




ベトナム戦争勃発から50年。ベトナム戦争 ベトナムの独立と統一をめぐる戦争。フランスの植民地支配からの独立宣言と内戦を経て、1960年に結成された南ベトナム解放民族戦線は、北ベトナム(ベトナム民主共和国)の支援を受け、南ベトナム軍およびこれを支援するアメリカ軍と激しい戦いを繰り広げた。73年に和平協定が成立してアメリカ軍が撤退を開始。75年に南ベトナム政府が崩壊し、南北が統一された。



今は2010年。第2次世界大戦同様、この戦争を知る世代も次第に減少していく。
奇しくも、この原稿を書く直前にベトナム戦争の象徴のような名優デニス・ホッパー氏の訃報が飛び込んできた。この2本の記録映画は、あの戦争の総括というより、戦争によって変貌していく社会の秩序と人間の存在、意識ということをストレートに我々に問いかける。

特に「ウィンター・ソルジャー」は帰還兵の証言のみで構成されていて、何回「殺す」という単語が帰還兵の口からでてくるか数えられない。当時、噂されていたヘリから捕虜を突き落とすという米軍の蛮行も、証言された。
米軍がベトナム人をどうみていたか、同じアジアの人間として許せない発言もある。
人が人を殺す、戦争とはそれだけのものだということを言葉(証言)と残された記録フィルムのみで表現しているがこれに勝る人類への警告の方法は無い。
歴史の証言者たちの重い言葉を、「普天間問題」「北朝鮮の脅威」等、現在、日本が抱える難問の解答の参考にすべきではないだろうか。
戦争を知らない若い世代の人たちに観てもらいたい映画である。


                                                レビューアー:JJ堀尾


『ハーツ・アンド・マインズ』『ウィンター・ソルジャー』
6/19~7/16 東京都写真美術館ホールにて衝撃のロードショー!
東京都写真美術館ホール


『ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実』デジタル修復バージョン
第47回アカデミー賞 最優秀長編ドキュメンタリー映画賞受賞
監督 ピーター・デイヴィス
製作 バート・シュナイダー(「イージーライダー」)&ピーター・デイヴィス
撮影 リチャード・ピアース(「ウッドストック」)
BBSプロダクション製作ハワード・ザッカー/ヘンリー・ジャグロム‐レインボー・ピクチャーズ提供
(1974年アメリカ映画/112分/カラー/ビスタサイズ/モノラル/日本語字幕:田崎幸子)
(C)RAINBOW PICTURES CORP. ALL RIGHTS RESERVED.


『ウィンター・ソルジャー ベトナム帰還兵の告白』
第22回ベルリン国際映画祭 フォーラム部門インターフィルム賞受賞
ミリァリウム・ゼロ&ウィンターフィルム提供
製作協力:戦争に反対するベトナム帰還兵の会
1972年アメリカ映画/95分/スタンダード/BW&カラー/モノラル
日本語字幕:田崎幸子
(C)1972 WINTERFILM COLLECTIVE
提供:エデン / キングレコード 配給:エデン
[映画で見るベトナム戦争の真実 公式サイト] 


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