東京国際アニメフェア2010『東のエデン×四畳半神話大系』ARキャストイベント レポート

3月26日、東京国際アニメフェア2010にて、『東のエデン×四畳半神話大系』ARキャスト イベントが開催された。



今回は、劇場版Ⅱが上映中の『東のエデン』とフジテレビ”ノイタミナ”枠として4月22日より放送される『四畳半神話体系』の合同イベント。『四畳半神話大系』は『マインドゲーム』での”一人ノリツッコミ内面葛藤”演出(上映されたプロモーション映像でも、それが炸裂して相変わらず思わずニヤリ)が個人的にツボな湯浅政明さんが監督し、オープニング・テーマを「ASIAN KUNG-FU GENERATION」が提供している期待作!
イベントゲストとして『東のエデン』滝沢 朗役の木村良平さん、そして『四畳半神話大系』の主人公「私」役の浅沼晋太郎さん、同作で小津役を演じている吉野裕行さんの3人が特設ステージに登壇。吉野さんは『東のエデン 劇場版Ⅰ』でセレソンNo.6直元大志役も演じており、2作品の橋渡し役としての登場。3人のゲストがステージに現れると、整理券獲得戦争を勝ち抜いたファンたちが歓声を上げ会場の温度も急上昇!
 
今回は「ARキャスト イベント」ということで、(※AR=拡張現実 今回のゲストAR三兄弟さんへのインタビューを参照してください)スクリーンに映し出された特設ステージが、AR技術で江戸時代の奉行所風の門(おそらくこの後に行われた『さらい屋五葉』用に作られたもの か?)に早変わり。つまり、”現実の”ゲストが、”実際には存在しない門”の中に、あたかもそこに”居る”ように合成されているということなんですが、もちろんこれでは終わりません。さらにゲストとして、このARの仕掛け人AR三兄弟の長男さんと次男さんが登場し、浅沼さんの協力のもと「AR紙芝居」を披露。浅沼さんが、長男さんから渡されたスケッチブックをめくると、浅沼さんが演じる「私」のセリフの文字と声が流れ、文字はスケッチブックの角度と連動して同じように変化するという、説明しずらいけれども凄い演出が。さらに、お台場フジテレビのカフェで『東のエデン』のコラボメニューを頼むともらえるコースターが木村さんに渡され、木村さんがこれをカメラにかざすとコースターに印刷されたジュイスマークの上にノブエス携帯が合成されるという演出がされ、ゲストと観客から、おぉ~という驚きの声が。(AR技術を使ったイベントを説明するのはいつも難しい・・・そこに無いのに、モニター上にはリアルに”そこに存在するように映っている”、そんな感じです)という感じでゲストのリラックスしたトークとAR演出で、イベントは大盛り上がりのうちに終了しました。


『四畳半神話大系』
4/22 放送スタート 毎週木曜日24:45
原作:森見登美子『四畳半神話大系』(太田出版、角川書店刊)
監督:湯浅政明、シリーズ構成:上田誠(ヨーロッパ企画)
キャラクター原案:中村佑介
キャラクターデザイン・総作画監督:伊東伸高 美術監督:上原伸一
色彩設計:辻田邦夫 音響監督:木村絵里子 音楽:大島ミチル
アニメーション制作:マッドハウス
オープニング・テーマ ASIAN KUNG-FU GENERATION「迷子犬と雨のビート」(キューンレコード)
エンディング・テーマ いしわたり淳治&砂原良徳+やくしまるえつこ「神様のいうとおり」(キューンレコード)
イラスト/中村佑介 (C)四畳半主義者の会

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