【取材レポート】完成までもう待てない!みんな大好き!!映画『テラフォーマーズ』完成直前イベントに篠田麻里子、三池崇史、ハマカーンらが登壇!

テラフォーマーズ

累計発行部数1,400万部を突破し、熱狂的人気を誇る漫画「テラフォーマーズ」独特の設定と世界観で数多くの読者に衝撃を与えている超話題作がついに実写映画化!

監督を務めるのは『クローズZERO/Ⅱ』『悪の教典』の鬼才、三池崇史。そして、火星で壮絶な戦いを繰り広げる主人公・小町小吉には伊藤英明を迎え、さらに武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬を始め、ケイン・コスギ、菊地凛子、加藤雅也、小池栄子、篠田麻里子らの非常識なほど豪華なキャストが集結!

2/10(水)、都内某所で映画『テラフォーマーズ』完成直前イベントが開かれた。完成直前という多忙の中、三池崇史監督とキャストの一人である篠田麻里子が登壇し、原作の熱烈なファンである「ハマカーン」のお二人も本作品の直接の質問をぶつけるために駆けつけた。ハマカーンの二人は原作ファンを名乗るだけあって、ディープな質問を次々に三池監督にぶつけて非常に内容の濃いイベントとなった。

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篠田麻里子 篠田麻里子2 テラフォーマーズ4

・壮絶かつ壮大なこのストーリーの映画化というオファーを受けた時どんなお気持ちでしたか?

三池監督 正直言うと、ワーナー大丈夫か?と。無茶だろうと。ほぼ9割は火星がロケーション設定とされていて、今までの日本映画としてはなかったことなので。デジタル化が進む今、どうやって撮れば良いのかということで初心に戻って、映画撮影の基本に還らせていただきました。さすがワーナーだなと思いました。その時ちょうど、「マッドマックス」の試写を観させていただいて、背中を押されました。

篠田 原作は知っていたんですが、実際映画化されて「私大丈夫なのかな?」っていう嬉しい半面、監督同様に不安が半分ありました。映像がどういう感じで映像化されるのかという想像もつかなかったですし、見たことないような大規模な撮影に期待と不安と楽しみでいっぱいでした。

・初めて三池組に参加されてどうでした?

篠田 わたしが面白いと感じる作品に「監督 三池崇史」と出るので。その監督の作品の一つになれるというだけでワクワクしてまして、演技指導の際も怖いのかな?と思っていたら実際はとても優しくしてくださって、凄く良いお勉強になりました。

・三池監督から見た「女優 篠田麻里子」はいかがでした?

三池監督 非常に真剣で全力で、客観的にも自分を見れてもっと出来るはずだという向上心の塊、チャレンジャーであって、完成された人たちよりも遥かに可能性のある撮ってても楽しいし、衣装スーツがとても似合うので、よく出てもらえたなと思いました。

・今回は映画公開前にdTVにて前日譚である「テラフォーマーズ 新たなる希望」が配信されますが、この作品では三池監督が徹底監修されたということで、ここでは映画で火星に飛び立つ15人が選ばれるまでの物語で映画と同じキャストに加えオリジナルキャストの入った力のこもった作品ですが、このオリジナルドラマで注目してほしい点は何でしょう?

三池監督 原作にも、映画にも描かれていないコミックスで言うと0巻に当たるストーリーですよね。それを映像で作ってしまおうという試みです。原作に対して映画が少し設定を変えて、15人がどういう環境でどう選ばれたのか、なぜ選ばれたのか?含みもあって映画に感情移入しやすいように作って。逆に観ていただいてもまた面白いのではないかなと。監督が、「山口義高」といって、自分の映画に10数年もずっと支えてくれて、割りとフレッシュな、「猫侍」の監督をやってました。「猫侍」の監督が「テラフォーマーズ」を撮るとこういうことになるという想像もつかない作品になってます。

ここで「テラフォーマーズ」の熱烈なファンであると自称する「ハマカーン」の浜屋健司・神田伸一郎の両人が三池崇史監督・篠田麻里子に熱い質問をぶつけたく登壇してより会場の熱気が高まってくる。篠田は2人からのバグズ手術の質問に対し「バットマンです!」と応えるワーナーの会場らしい楽しい一面も垣間見えた。

・原作ではゴッド・リー他、世界中の人たちを集めて火星に行くわけなんですが、それらを日本人でやるとなった時にゴッド・リーの名前はどうなっちゃうんだろうと思ったら、ちゃんとゴッド・リーなんですね!?

三池監督 名前についてはちゃんと、なぜゴッド・リーなのかという説明もあります。納得していただけるかどうかわかりませんが・・・ケイン・コスギに任せてあるんで・・・ちゃんと最初に原作通りに闘いますよ。

・バグズ手術を受けた彼らとテラフォーマーたちの闘いは完全に再現できているのでしょうか?

三池監督 それに関しては僕も不安ですね(笑)ただ、弾丸アリと加藤雅也のハイブリッドですよ?かなり無茶に強いことは確かですよ。ただいかんせん何十万匹というテラフォーマーたちと闘うので、1対1という個の強さより、集団の闘いという非常に条件の悪い状態で彼らは闘っていって生き残れるのか?という見せ方が出来たのではないでしょうか。

・原作でもテラフォーマーに立ち向かうために変異というのがありますけど、どうなんでしょうか?

篠田 変異しましたよ!

三池監督 彼女は原作よりももうっちょと衝撃的な展開を迎えますね。結構作中みんなを守って導いていく存在になります。

・メイクも結構かかったんじゃないですか?

篠田 かかりましたねぇ・・・長い人で4時間かかりましたね(笑)

・なぜ今回原作の「テラフォーマーズ」の1巻に絞られたのでしょうか?

三池監督 やっぱり全体的に「テラフォーマーズ」自分なりに大好きなんですが、原点、最初の出発点。ここは一番連載が始まった時、大きな終わりがあって始まったという、こんなのあったら面白いよねという「夢」というか、描いてみたいという衝動で生まれてきたというのがあって。それは1巻に尽きると思ったのです。そのあとみんなが楽しんでくれたから続いているわけで「映画」としはシンプルに1巻だけということにしたんです。「マッドマックス」よりシンプルなんです。「マッドマックス」の場合は行って帰ってくるただそれだけなんですが、「テラフォーマーズ」の場合は行ってくるだけ。帰ってこれないんですよ。なんとか帰れるかな?というものでよりシンプルにしてキャクターとバトルの裏側にあるそれぞれのドラマを直感的に楽しんでもらおうと。

・無茶な挑戦を受けたなぁと思いませんでした?

三池監督 それを言っちゃうと、周りのスタッフも不安になりますよ(笑)ただ想像していたよりも大変で楽しかったですよ。色々とこっちも考えさせていただいて。やらなきゃいけないことがやればやるほどどんどん出てきて、それは普段使っていない所を覚醒させていく、スタッフの能力も役者さんのお芝居もやったことのない世界に挑戦して、やることによって力が自分の中から出てくる。そういう感覚は毎日出てきました。

篠田 想像力というものが規模が違いすぎて、自分が思っていたものとは遥かにもっと凄くて、毎日不安や色んな物を考える力というものが身についた気がします。舞台が火星ということもあって、キャストの皆さんと色々相談しながら演技に臨みました。

[文:畑 史進]
[写真:ハウル沢田]

【ストーリー】
21世紀、人口爆発を迎えた人類が選択した火星移住計画。人類はコケと<ある生物>を送ることで、火星を地球化させようとした。それから500年。計画の仕上げのために火星へ送り込まれた隊員15人のミッションは、その生物の駆除。簡単な仕事、高額なギャラに参加を決めたメンバーたちだが、小町小吉(伊藤英明)だけは勝手に志願した幼馴染の奈々緒(武井咲)に付き合い、火星行きを決意していた。ところが火星に着いたら、話が全っ然違う!<ある生物>は人型に異常進化した驚愕生物=テラフォーマーへと姿を変え、その凶暴性で隊員たちに次々と襲いかかる。絶体絶命な状況。しかし彼らの身体には、彼らも知らされていないある秘策が仕込まれていた!果たして人間たちは自ら生み出してしまった想定外のヤツらに打ち勝ち、生きて地球へ帰ることができるのか。

映画『テラフォーマーズ』
2016年4月29日(祝・金)全国ロードショー!
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式HP:www.terraformars-movie.jp
(C)貴家悠・橘賢一/集英社
(C)2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会

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