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更新 2007年02月15日

『官能小説』大久保麻梨子インタビュー

人気グラビアアイドルの大久保麻梨子が、プチコミックに連載されていた藤井みつる原作の『官能小説』で、これまでのソフトなイメージを裏切るメガネっ娘の27歳、通称"小局"&体当たり演技に挑戦している。社内不倫で傷ついた過去を持つツンデレOL・アヤにつきまとう後輩営業マン・椎野の裏の顔は官能小説家だった! 犯罪スレスレの椎野の一途な思いはアヤの心を動かすことができるのか……? 監督は『こぼれる月』(02)で第5回ドービル・アジア映画祭(フランス)
DVコンペティション部門グランプリを獲得した坂牧良太。大久保さんは大胆な濡れ場もこなし、初主演映画で名実ともに官能小説デビューを果たした。


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コメント(01:36)



---ふだん官能小説は読みますか?。

大久保 読まないですよー! タイトルを聞いたときには「私で大丈夫なの!?」と思いましたね。やっぱりこういう映画をやるからには読まなきゃいけないのかなと思ったんですけど、結局は読まずに……。でも、劇中に出てくる官能小説は本物なんですよ!

---映画用にわざわざ書き下ろしたものなんですか?

大久保 そうなんです、劇中アイテムとしてオリジナルで作られてたんですよ。表紙や椎野君が書いたことになっている部分はもちろん、それ以外のページもちゃんと官能小説なんですよ! ちらっとめくって読んでみたんですけどすぐにパタンと閉じちゃいました(笑)。

---メガネっ娘なところがアキバチックな役でしたね。

大久保 メガネは原作でもかけているんですけど、映画のは想像していたよりもずっと大きくて全然オシャレじゃなかった(笑)。最初はもっと色んなメガネがあったんですけど、監督があれを選んだんです。でもだんだん慣れてきて最後にはあれ をかけるとアヤになれるようになっていきましたね。アヤにとっては他人を遮断する仮面みたいな役割もあったんじゃないかな。撮影が終わったときにもらって、今でも大事にとってあります。普段はコンタクトレンズなんですけど、私も家ではもうちょっとオシャレなメガネを使ってますよ。でも、あのメガネは男子的にはありなんですかね?

---ありだと思いますよ! アヤを演じるために参考にした人や作品はありますか?

大久保 松雪泰子さんですね。「きらきらひかる」(フジテレビ系)でやっていたような、クールで仕事がバリバリできるイメージでした。松雪さんは大好きなんです。実年齢より5歳も年上(27歳)でさらに小局と呼ばれてしまうような落ち着いた雰囲気の女性の役だったので、自分とのギャップがありすぎて不安でしたね。監督に相談したら「とりあえず声のトーンを下げて下げて!」と言われて。あとはもうヘアメイクさんたちのおかげです(笑)。

---アヤが言い寄ってくる男性に対してものすごく高飛車なのでびっくりしました。

大久保 突然モテモテな状況に置かれてしまうのが少女漫画っぽいですよね(笑)。でも冷たい態度をとってしまうのは、過去に不倫で自分が傷ついたから他人と接するのがこわいんじゃないかな。監督とも「アヤはさびしい女の子だから……」と話し合いました。

---不倫願望は?

大久保 全くないですね。恋人にするなら誰のものでもない人がいいです。

---大久保さん自身は、好きな人にはストレートに気持ちを伝えるほう?

大久保 うーん、相手に気持ちを知って欲しいとは思うけど、なかなか伝えられなかったりもするので、自分から好意を見せられないアヤの気持ちもわかりますね。

---でも、好きな人ができたらやっぱり妄想しますか?

大久保 します! 文章に書いたりはしないですけど、実際の恋愛はなかなかうまくいかなかったりもするので……だから椎野くんの気持ちもわかります。

---とはいえ椎野の恋心はちょっと一線を越えてるような気も……。

大久保 たしかに監督も「一歩まちがえるとストーカーだ」って言ってました(笑)。両思いだったらいいけど、そうじゃなかったらヤバい男だと認めてました。現実では恋愛を成就できないから官能小説の中で妄想しちゃうんでしょうね。

---濡れ場のシーンにも挑戦していましたね。

大久保 あのシーンの撮影は本当に初日の最初のカットだったんですよ。ただでさえ主演は初めてで緊張しているのに、現場の雰囲気の緊張もあるし、そういうシーンならでは緊張感もあるし……やっとアヤの思いが通じて結ばれる大事なシーンなので色々考えたんですけど、震えを止めるのがやっとでしたね。 後から見たら自分のガチガチ加減がバレバレで恥ずかしかったです。

---その緊張はグラビア撮影のときとは全く違う?

大久保 全然違いますね。そのシーンはなぜかスタッフも多かったんですよ(笑)。最初はやっぱり映画の現場はスタッフがたくさんいるんだなあと思ってたんですけど、撮影が進むにつれて「あれ? 減ってる?」みたいな。

---ほかに苦労したシーンはどこですか?

大久保 宮沢さん(谷口賢志)をひっぱたくシーンかな。夜も遅くて大きな音も出せなかったので、一発で撮らなくちゃいけなかったんです。人をたたいたことなんかないのでどうしようと思ってたんですけど、谷口さんも「本気できていいから!」と言ってくださって、こういうときは思いっきりやったほうがいいんだなとバチーンといったら谷口さんの目がちょっとウルっとなってて……でもあれは演技だから!と言ってくれたのでホッとしました。。あのときの谷口さんは男らしかったですね〜。私よりも谷口さんが大変でしたね(笑)。

---椎野が会社で仕事もせずに小説ばかり書いているので心配でたまりませんでした。堂々と実名で出版しているし。

大久保 たしかに。「椎野くん仕事しないよねー」というのは現場でも話題になってました(笑)。

---あえて笑わせようとしてるのかとも思いました。ねらってるんだったらすごいなと。

大久保 そういう意味ではコメディの要素もあるかもしれないですね。一回目は普通に、二回目はつっこみどころを楽しみながら観るのが面白いんじゃないかな。

---続編もあるとか?

大久保 そうなんですよ。アヤはああ見えてもツンデレで、2ではデレの部分も出ているんです。なので1と2のセットで観て欲しいですね。2はメガネも変わってちょっとだけオシャレになるんですよ! 最初の頃は監督とのコミュニケーションをとるのも難しくて「あそこはもっとああしたかった」というのもたくさんあったんですけど、お芝居はすごく楽しいのでこれからもどんどんやっていきたいですね。等身大の女の子は一度やってみたいです。まだぎりぎり大学生役もいけるかな? もちろんグラビアもまだまだ頑張っていきます!

取材:ジャンクハンター吉田、那須千里
文:那須千里

『官能小説』
2月17日(土)よりキネカ大森にてロードショー
監督:坂牧良太
出演:大久保麻梨子、北条隆博、浜田翔子、名波はるか、谷口賢志
配給:トルネード・フィルム
公式サイト:http://www.kannou-novel.com/




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