Q.『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』をご覧頂いていかがでしたか? 鳩山『正義のゆくえ〜』というタイトルがうまいと思うが、私の言う正義はもっと簡単な正義で、この映画の正義についてはもっと考えさせらる。主演のハリソン・フォードの示す人情に正義を感じるが、移民問題というのはやっぱりやっかいな問題。9.11の問題や宗教などが絡むので、この映画のテーマはよけい難しい。1年前、私は法務大臣で、法務省は英語で“Minnister of Justice”、Justiceは正義という意味で、私は法務相として正義のために13人の死刑執行をした。日本には「帰化」はあるが「移民制度」はなく、法務大臣になったとき、石原都知事に移民についてどう考える?日本も移民制度を導入したらどうだ?と問われたことがある。日本でも移民を受け入れたらどうかという意見はあり、決して他人事ではない。この映画を観て、日本の人にも移民という制度や、永住権についてどう考えるか、ひとつの契機になれば意味がある。そして、私の言う正義は、国民の財産をかすめとった人が続投で、私が首になり、日本の政治が正義を実現できていないということ。単純な正義です。