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更新 2008年03月06日




[06 Mar,2008]
ぶひょっ(←くしゃみ)

どうも、ミシエルです。『24〜トエンティーホー〜』ミシエルがいなくなってから随分経つが未だ彼女恋しい私ミシエルです。いまいち体調が芳しくないまま、何もする氣が起きないまま片付けられない人のまま、花粉舞う大いなる地方都市中あちこち歩き回らなきゃならないが為、自宅が無茶苦茶ひっくり返っていること起振車(←これ今でも学校で乗らせるのかな)起動後の如し。であるので間断なく垂れ続けるこの鼻垂れが、はたして花粉によるものなのか或いはハウスダスト故のそれなのか、はたまたあの日散歩中噛まれた軽い狂犬病に起因するものなのか、一時記憶さえ覚束ないこと実家の母の如し。
とかく鼻の奥つーのか、喉の奥の上の方っつーかが痒いのか痛いのか、その位置すら定まらない一種の痺れみたいなアレルギー反応が一向に止まず、にーってなっておもっきし手を突っ込んだら、吐きまくることゲロの如し。だみだ、ひとまずホスピタルに行ってくる。

(この間2日)

ただいま。
行って来た。ホスピタルさ行ってちた。はだつばってんだぁ。しかしなんなのあの待ち時間。そしてあの待ち合い室のすし詰めは。吹き出すくらいのぎゅうぎゅうホスピタル。平日昼過ぎだった為かピチピチガイは私くらいだったのだが、なんとも女性と女性に挟まれると、男性とはいかに弱い人種であるかを思い知らされる。女ちょーこえー。いつか時間帯ごとに女性専用車両みたいなルールが施行されると思う。受付前は一人でも割り込まれぬようみんなピッタリ目白押しで、そんな中エルブイっていっぱい書いてある茶バッグにおケツをぐいぐい押されて死ぬかと思った。こちとら痔主ぢゃ。とはいえ待つしかない。いずくんぞあらんや待つ他ない。待つのが文化だ日本。ラーメン屋だろうがおまんぜう屋だろうがところ構わず日本人は待って来た。が、そこは病院なのでメールで時間を潰そうにも携帯の電源お切りくだたいの鼻詰まり注意。またにーってなる。やる方なくボロボロの雑誌を手にとるとひとつの記事が目に止まった。スマップの持つ個々の視聴率を足すと今や100%を超すのだぁ。と書いてある。越すのだぁ。ってあんた。なんで視聴率、足しちゃったんだ。足した意味を際限なく探りつつ1時間半待った。で、あるページに、コリン・ファレル、が載っていた。で、『あ、フォーン・ブース観よっ』って思った。っていう、そんなお話。ん。理路整然だ。

『PHONE booth(フォーン・ブース)』は中古¥1000〜の棚にあり、手を伸ばして以来の付き合いだ。結局コンビニ衝動買いの『THE TIME MACHINE(2002)』を追い超さんばかりの回数を観ることになった、好みの作品。ハリウッドでは半年かけて撮るのが当たり前なのに、この作品はたったの10日間で撮らなきゃならないの。と制作の人が特典映像で言ってた。多分嘘ではないと思うが、もれなくそこはきちんとたまげる。あるんだねそんなこと、あちらさんで。日本では例えそうだとしてもあまり公にはしないことなのに、これれ目玉だからぁ的インタビューがぼんぼん入っていることから、やはりお祭り的なものなのか。そこは私のことだから類似短期撮影作品のタイトルなんて知らないもの。ま、充分楽しめるメイキング。である。が、言っても10日間の規模がちゃい過ぎるっつーお話。ビル全体にスーパーでかい白幕を垂らして自然光の反射を路地に導いていたり、エキストラ分の衣装はもとより街一角のネオンは全て作り付け。ひゅーひゅーだよー。←意味なし。そして今スマップの視聴率足しちゃった理由がちょっとだけ分かる。
そんなこんなで本編には一切接触しないままw1500を超さんとしていることは大いに無視して、主演のコリン・ファレルをブラッド・ピットだと思って観始めたのに、ピットの作品にこんなんあったんかよーてレア感ばりっばりで観始めたのに、更に言うと始まって15分はピット若っ。つって一向に氣が付かない話をしようとしたけれど、思い直してやめました。名前が違う場合,大体は別人なのである。大体はね。
さて、集中力を今焼酎力とミスタッチしてしまうほど集中力のない私だ。劇場版クレヨンしんちゃんが好きなのも、作品選びの大きな判断材料のひとつに尺があるからでもある。でこの『PHONE booth』、本編81分とまさにぴったんこきゃんきゃんの、夏中きゃんたま足の付け根にぴとっと感の如く、フィット感を抜群の尺である。だって、『マグノリア(1999)』の188分に未だ手を出せずに鼻垂らしてるアタシだもの。担当さん,つぎマグノリアのバナー用意しといてくださいつってごめんなさい。オープニング15分、むちゃくちゃ食いついたけれど、出かけなきゃなんなくてやめました。
そんな私も観ています。『PHONE booth』。眠れない夜の1本目に、おちゅちゅめだ。
[06 Mar,2008]
ジャケ買い以前のタイトル買い

1990年3月21日、日本テレビ系列で放送された 読売新聞社、三井不動産販売共同主催、第1回日本ファンタジーノベル大賞受賞作『後宮小説』(作:酒見賢一、新潮社刊)を原作に、三井不動産販売株式会社の創立20周年事業の一環として制作・放映されたTVスペシャルアニメ。
以上『雲のように風のように』オフィシャルサイトより抜粋。

なるほど、放送は1990年だったのか。
1990年はバブル弾けの元年であり『浪漫飛行』『夢を信じて』が謡われた年である。 私はこれまでの人生でとりたてて思い入れのある年というものがない。ふらっと学校に行かせてもらい、鼻くそぴんぴん飛ばしていたら今朝目が覚めた。そんな具合であるから、これといった処世術も守るべき指針もないままいつのまにか風のように時は流れた。けれど深い見識も持ち合わせもなくともこうして今万引きもせずにどうにかこうにか生きている。およそ物価の目方というものはマックバーガーの値段で察しがつくし、世相と言うものはヒット曲に映せばい。全ては後からついてくる。それだけが生活の中から生まれた一握の教訓のようなものか。昨日の献立がチチヤスとモチ巾着のみであろうが、私は常々そう思っている。そうだ、盛岡へ行こう。行かない。嘘。間違えた。常々も思ってないしはんぺんだって食べた。スープ多めにくださいとだって言ったんだ。おでん、うまい。うまいばかりに激動の90年代当時を思うあまりに勢いあまって嘘ついた。だけど、そんな嘘をついてもなお余りあるほど(何が余るのかは謎なのだが)、1990年は充分私にとって大きな意味を持つ年であったことは確かだ。
私にとって始めて自分でCDやビデオを買ったし借りた、言わば私のメディア元年でもあった。それまで音楽や映画なんかはクラスメイトからいいってゆーのに無理矢理渡されるカセットテープで事足りていたし、お金の使い道に至っては駄菓子とミニ四駆以外を思いつくことなどただの一度もなかった。先ずレコードをどうにか手に入れて、でそれをテープにアナログ録音して、でカセットケースの背表紙にタイトルや曲名を書き写しあるいはテープ側面に思い思いのタイトルシールを貼ったりとかもうなんかもううっせっ。それら一帯がおもっきし面倒で込み入っていて、女子だけやってろ。と思ってたし、うまい棒ちょーうめえ。と思ってたし。こっちはこっちでアンコダマ中に潜む当たりの白玉を探し当てる技術を切望しつつの多忙を極めていたのだ。まぁそれらアナログにまつわる全行程をクラスの女子達はやってのけていたのかと考えると、やっぱすげえ大人だ。発育、すげえ。

・・・何を言いたいかというと、降りかかる他動的文化接触の一切を避けていた私は当時、文化則ちそれはテレビに尽きた。そして、この作品と出逢い、この作品を探す為近所のレンタルショップの会員登録までした。という、開眼のお話。

1990年3月。その年もやはり今日のように風が強く吹いていて、世界には出逢いと別れが溢れていた。(一般論)
僕は小学校二年生で花粉症が発症したから、当時もやはり今と変わらずお鼻はぐちゅぐちゅで、母親に止めろと言われても目を擦り続ていた季節だと思う。そんな中僕はそれを宣伝で知ったのか、だとするとどんなCFだったのか、それとも偶然放送を観たものなのか、その辺りをうまく覚えていないが『雲のように風のように』は、現在に至る迄『アイ,ロボット(2004)』に次いで折にふれてはよく観る作品である。また今作品作画監督の近藤勝也さんには足を向けては眠れないジブリッシュピープルも大勢いるはずの、古くからのFANFAN大佐だって少なくない。
さて、つい先日観かえすまでこの作品が史実を描いたものだと思っていたが、極めて目につく位置に“第1回日本ファンタジーノベル大賞受賞作”とあって、色々な意味でちょっとだけ落ち込んだ。僕は何も知らないのだ。
ザ中国文学 である三国志だって詳しく知らないし、三国同盟のサインに使われたボールペンのメーカーがどこのなのかも分からない。女の人がいつ大人になるのか、そして何故バレンタインデーにくれたカセットテープのタイトルに“爆風スランプ。アラレちゃん”と書いてしまったのか皆目見当もつかない。結局のところ、それは雲のように掴みどころがないもので、僕らが知らないところで風のようになんの前触れもなく彼女たちに訪れるのだろうと思う。そしていつのまにか彼女たちは強さを手に入れるのだ。これは女の子の、心と身体の変革のお話。
全編を通じ主人公「銀河」の成長の「いつの間にか感」が、男の私に感覚として分かるところが、なんともいと嬉しい。ひょっとしたら女の人には逆に分からない、男が(ともすれば私だけが)勝手に想像する女性の心の変化像なのかもしれないが、いつまで経っても子供よね。な男時分な自分にとって、銀河のような穏やかな弧を描く成長カーブは観ていて実に心地良い。
またテーマソング『雲のように風のように』がオリエンタルでウルトラ可愛いくて大好きだ。『天空の城ラピュタ(1986)』のエンディングテーマのイントロに通じるどぎまぎ感。エンディングなのになんだこの始まる予感のドキンコは。感。このような『異邦人』ミュージックをとってみても近ごろではなかなかお目にかかれない『雲のように風のように』的作品。異国の文化を独自にまた発展再構築できちゃうのが日本の文化であり、その火花で生まれたものが僕は好きなんだと改めて思った。


ミシェル・カーラー活動寫眞記

翻訳 : 唐橋充
早大劇研を経て「仮面ライダー555」でTV出演後、映画、舞台で活躍。
イラストレーターとしても活動している。
公式サイト
http://www.tokyo-village.net/(popup-windowが開きます)

NEWS
《TV》
2008年3月23日(日) 19:30〜 NHK BS2 『とことん!石ノ森章太郎』
http://www.nhk.or.jp/tokoton/

《STAGE》
2008年3月18日(火) 〜 3月23日(日)新宿スペース107『ホスピタルビルド』
http://www.tuffweb.jp/





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