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更新 2006年09月28日

『デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2〜』特集

ロブ・ゾンビによる衝撃のハードコア作が遂に日本公開!

ヘヴィ・ロック界の重鎮であるミュージシャンで、ホラーマニアでもあるロブ・ゾンビが監督・脚本を手がけた、バイオレンス満載な アウトロームービー『デビルズ・リジェクト』が、いよいよ9月30日より公開される。全米スマッシュヒットとなったホラー 『マーダー・ライド・ショー』の続編だ。昨年の全米公開時から映画秘宝本誌でも幾度となく取り上げる程の注目作で、 昨年度の年間ベスト投票でも未公開作ながら4位に入賞するという快挙を成し遂げるも、過激すぎる内容が仇になったか一年遅れでの 日本上陸となった。本作には殺人一家ファイアフライ一家の面々が再び登場し、復讐を誓うアウトローな保安官からの血まみれな逃避行が始まる。従来のホラーに不気味なユーモアとサスペンスを巧みにミックスし、70年代ニューシネマのオマージュを散りばめた 『デビルズ・リジェクト』は、常識はずれなバイオレンスを詰め込んだショッキングな作品だ。

【ストーリー】

ある朝、人里離れて生活していたファイアフライ一家は、ワイデル保安官(ウィリアム・フォーサイス)率いる武装警官達に襲撃され、銃撃の中で目覚める。オーティス(ビル・モーズリイ)と妹のベイビー(シェリ・ムーン)だけは、無傷で脱出に成功。田舎のモーテルに身を委ねるお尋ね者のふたりは、邪魔者は皆殺しにするという外道な父親、キャプテン・スポールンディング(シド・ヘイグ)との合流を待つ。しかし転がる死体の数が増えてくると、ワイデル保安官は自分流の法を採用することを決意する。そして映画史上最悪のおぞましいホラーが展開することになるのだった……。

● 前作と全く違う趣向を詰め込みまくった意欲作!

脚本・監督を務めたロブ・ゾンビは、「続編は嫌い。続編は要するに前と同じ話だ。前の映画のキャラも出てくるが、独立した話だ」と『デビルズ・リジェクト』がいわゆる続編ではないと打ち明けている。内容でも形式でも、前作と異なる趣向が試みられており、ゾンビのデビュー作の “恐怖の家”の枠を越え、従来のホラー映画の要素とシリアル・キラー・サスペンス、そして自警団的な要素を融合させた。更にゾンビは 1作目に比べ、「セットのデザインや衣装から役柄の解釈に至るまで、徹底的にリアリズムを追求したかった」ともコメントしている。 それでいて前作同様、際どいユーモアも散りばめられ、そのユーモアがあるからこそ、何人もの個性的なキャラクターが成立している。 ゾンビは元々『マーダー・ライド・ショー』に続く作品を撮るつもりはなかったが、前作が公開一週間で予想外のヒットになると、 続編制作の企画が持ち上がったのだ。当時を振り返りゾンビは「新しい脚本を作るには長い時間がかかった。拘ったのは、 同じような作品にだけはしたくないということ。とにかく、まったく違う作品にしたかったのさ」と言う。

● バイオレンスに満ちた70年代の名作群からの影響

ゾンビは子供の頃からホラー映画を愛しており、ユニバーサルの典型的モンスター映画に夢中になったのが始まりで、 10代になると『悪魔のいけにえ』『ゾンビ』『タクシー・ドライバー』や『時計じかけのオレンジ』といった定番作品にハマり、 作品世界の基盤を作った。本作でも『ガントレット』『ボニー&クライド(俺たちに明日はない)』『ワイルドバンチ』といった70年代の 犯罪映画からインスピレーションを得た。「『デビルズ・リジェクト』は多くの点で、過激なバイオレンスに満ちた西部劇に似ているね。 俺はあの時代の申し子なんだ。映画にとってもいい時代だったし、今よりずっと単純だった」とゾンビは語り、ゾンビ監督が受けた 影響を踏まえると前作と本作共に、舞台が70年代であることが納得できる。

●アンチ・ヒーローな主役たちの魅力もポイント

また現代の大半のホラーと異なり、本作は善悪の差を明確に出さず、アンチ・ヒーローの主役たちを堂々と描いている。 そして観客はカリスマ性ある殺人者たちに共感するようになるのだ。「チャールズ・マンソンがいい例だ。彼は明かに恐ろしい人間だが、 それでも人を惹き付けてやまない。そのカリスマ性から目を背けることができないのだ。たとえ本物の悪党であっても、クールであれば他人に好かれるのさ」と笑いながらゾンビは語る。『デビルズ・リジェクト』は様々なジャンルから影響を受けた作品だ。ゾンビは斬新な組み合わせでその影響を覆し、観る者の予想を裏切る。その結果、先が読めないうえ、ジャンルも定まらない、風変わりなビジョンを持つユニークな作品として成立したのだ。
『デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2〜
●9月30日より、シアターN渋谷にて4週間限定レイトショー
●原題:THE DEVIL'S REJECTS
●製作年:2005年
●製作国:アメリカ
●上映時間:108分
●監督・脚本:ロブ・ゾンビ
●キャスト:シド・ヘイグ、ビル・モーズリイ、シェリ・ムーン、ウィリアム・フォーサイス、ケン・フォリー、マシュー・マッグローリー、レスリー・ イースターブルック、ジェフリー・ルイス、マイケル・ベリーマン、ダニー・トレホ、ダイアモンド・ダラス・ペイジ、スティーヴ・レイルズバック
●配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント ●公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/thedevilsrejects/




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